今日の花(2009.7.16)

朱仁王連舌花(裕)
 朱花は年によって、あるいは作によって大きく変わる、という事をよく耳にします。
 栃の葉書房さんからもそのような事からベストウチョウランで特集を組みたいとの事。
 私からみれば朱に限らず、最近の花は芸が複雑なだけに全ての品種に言える事と思っています。
 朱花の暴れが言われるのは色のりで、蛍光色で出たり出なかったりと、朱色は他の色と比較すると派手で、目立つためにより暴れがはっきり見えます。
 紅赤花や複色花なども出始めのころは暴れが目立ちましたが、代を重ねたいまではあまり聞きません。
 覆輪をみても、今は一点系の品種全てに回りますが、どの品種をみても、回ったり回らなかったりしますが、あまり話題になりません。
 ようするに、朱花は派手で今の花で、改良も初期段階で良い花も少なく、皆さんの目が注目しているからです。
 二、三年後には、改良も進み安定してくると思います。
 22年前に日輪、月輪、夢路、虹、などのぼかし花が登場した時もぼかし花がボケずに並花になったり、逆に並花がぼけてみたり、と大きな騒ぎになりました。
 50万円の花が100円に、又、100円の花が突然50万円になったんですよ。
 この話を知っている人が今現在どのくらい居るでしょうか。平成20年開花

平成19年開花