北の空

さいかちから見た北の空です。
 遠く右下に見える高原山は白根山男体山、女峰山などの日光連山と那須岳、大佐飛山、男鹿岳などの那須連山の間に位置する那須火山帯の一部で、主峰の釈迦ヶ岳をはじめ、鶏頂山、剣ヶ峰、明神岳、前黒山、塩原火山(カルデラ火山)などの複数のピークから構成され、山体全体を高原山と呼び親しまれています。
 主峰釈迦ヶ岳は標高1,795m。北側には塩原温泉郷、西側に鬼怒川温泉川治温泉などの豊富な温泉があり、古くは山岳宗教のメッカだったそうです。
 東側には、平坦な階段状の台地・八方ヶ原(高原)が広がり、6月には高原一面に咲き誇り群生する20万株のレンゲツツジが美しく、南西側斜面は牧場が有り、夏期は牛の放牧に利用されています。
 北側斜面には複数のスキーリゾートがあり、那珂川水系箒川の源流もあります。
 東山麓には那須野が原周辺に開墾された華族農場の一つ山縣農場があり、南側には尚仁沢を源流とする荒川やさいかちが有ります。