雛人形2

昨日のつづきです。 少しでもドアが開いていると恐がって閉めてしまう日が続き、困った弟に相談されたSパパが「お前んとこの子は、人の顔をジッと見る癖があるから、おひな様の顔をよーく見すぎて、その残像が残ってるんだよきっと」と言う事で、暫く様子を見てみたのですが、全然おさまらず、赤い着物を着たオカッパの女の子は滑り台の上から恐い顔で長女をにらみつけたままだったのです。仕方なく試しにおひな様をもう一度出してみました。

 ひな人形を全部出して子供部屋に並べ、長女を呼んで「この中にこわい女の子いる?」と聞く弟夫婦に、人形を見渡した長女が「この子だよ」と指差した人形は、狭い子供部屋に並べきれずに押し入れにしまったままにしていたたった一つの人形だったそうです。

 それからと言うもの、そのケースに入った人形を部屋に飾っておいたそうですが、人形を出したその日から、長女をにらんでいた女の子はいなくなったらしく、以前のように部屋で遊ぶようになったそうです。

 我が家にも、その長女と同じ年の娘がいます。

 そして、彼女が見たと言う女の子と同じ、ひな人形が我が家にもあります。

 でも、家では貰った年に飾っただけで、狭い家に住んでいた事と、飼っていた猫の悪戯を恐れて飾らなかったので、そういう事はありませんでした。


 弟夫婦の家の人形は、何年か前からずっと飾ったまま出してあるそうです。

 今回この話をブログにアップするにあたって、写真を撮ってこようと思ったのですが、ちょっとこわくて撮れませんでした。  
機会と勇気があったらそのうち載せますね。