アネチドリに魅せられて-1

その年には開花期が合わず交配をすることはできなかったばかりか、作落ちさせてしまったのです。
 生育サイクルも、又生育環境も知らぬ栽培では当然の事でした。
 この花をなんとかしたい、そんな気持ちから台湾へと思いをよせていきました。
 アネチドリに付いて調べていくと、1934年以前に濱谷甚一郎氏によって玉山で採集された記録が台湾大学に記録されている事を知りました。
1934年というと日本統治の時代、発見時のアネチドリは日本の蘭だったのです。

先ずは空路台湾へと。

アネチドリに魅せられて-2 へつづく